大泉洋主演で直木賞作「月の満ち欠け」映画化、今冬公開「娘を持つ父として一番感情移入しやすく」

2022年02月22日 07:00

芸能

大泉洋主演で直木賞作「月の満ち欠け」映画化、今冬公開「娘を持つ父として一番感情移入しやすく」
映画「月の満ち欠け」に出演する(左上から時計回りに)大泉洋、有村架純、目黒蓮、柴咲コウ Photo By 提供写真
 2017年に第157回直木賞を受賞した佐藤正午氏の「月の満ち欠け」が俳優の大泉洋(48)主演で映画化される。共演には女優の有村架純(29)やSnow Man目黒蓮(25)、柴咲コウ(40)と豪華メンバーがそろう。廣木隆一監督が手掛け、今冬に公開となる。
 大泉は愛する妻子を失い深い悲しみに沈む主人公を演じる。自身も2011年に娘が誕生。撮影は昨年11~12月にかけて行われ、「同じくらいの娘を持つ父親として、今までで演じた役で一番感情移入しやすく、それだけに、今まで演じてきた中で一番つらい役でした」と回顧。「でも最後には、どこか希望を持たせてくれる不思議な作品だと思います」と魅力を語った。

 主人公の娘と同じ名前の謎の女を演じるのが有村。「何度生まれ変わっても会いたいと思える人に一生涯で出会えるとしたら。ロマンさえも感じてしまう人生の壮大さを最初に脚本を読んだ時に感じました」と語った。柴咲が主人公の妻を演じる。

 目黒は謎の女と許されざる恋に落ちる大学生役。劇中では20歳と39歳の同一人物を演じ分けており「今後の自分の大きな宝になる作品と巡り合えたと確信しております」と手応えを語る。

 グループは昨年大泉が司会を務めたNHK紅白歌合戦に初出場し、主演映画が3月に公開されるなど大活躍。目黒は1メートル85の長身と甘いルックスで人気を博しており、俳優としては昨年フジテレビ「教場2」、テレビ朝日「消えた初恋」に出演するなどすでに引っ張りだこだが、今作がさらなるステップアップのきっかけとなりそうだ。

 不慮の事故で妻と娘を失った男の元を突然ある男が訪ねてきたことから明らかになっていく数奇で壮大なラブストーリー。多方面で活躍する4人と直木賞受賞の名作の相乗効果で大ヒットが期待できそうだ。
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