テレ朝 社長辞任騒動の調査は継続中「新体制前には原因究明と再発防止を対外的にも提示したい」

2022年02月22日 14:38

芸能

テレ朝 社長辞任騒動の調査は継続中「新体制前には原因究明と再発防止を対外的にも提示したい」
東京・六本木のテレビ朝日社屋 Photo By スポニチ
 テレビ朝日は22日、オンラインによる定例社長会見を開き、経費の私的使用など社長として不適切な行為が確認されたとして亀山慶二前社長(63)の騒動について経緯を説明した。
 同社は11日、今月10日付で亀山氏が辞任し、早河洋会長(78)が社長を兼務すると発表した。亀山氏は社長に就任した2019年6月以降、スポーツイベントへの出席や営業活動のため、会社の経費で国内各地に出張。その中で21年11月、私的な会食やゴルフなどの費用約60万円を業務上の関連があるように装い、社の経費として請求していた。さらに、私的な贈答品の代金など約5万円を経費精算したほか、執務時間中、頻繁に社用車で私的な外出をするなどの行為があったという。

 早河氏の社長兼務は「暫定的」な措置だとし、「6月の取締役までには新しい役員体制を構築する」とした。

 11日の発表では「調査は継続中」とされていたが、その後の経過について、担当の武田徹副会長は「基本的に、コーポレートガバナンス上の重大問題であるという認識のもと、原因が何だったのか、それをとにかく究明して、そのうえで、それを是正するためにどうしたらいいか?というのを目標に、現在継続中という形であります」とし、現在も継続中であると説明。何よりも「原因究明をしていくことが重要なポイント」だとし「どこまでやればそれがはっきりとわかるか目処はなかなか今の段階は時期を申し上げることは難しい状況。新体制が出来上がって、新体制前には何とか原因究明と再発防止を対外的にも提示できるようにしたいと希望を持ちながらやっていく」とした。

 また、亀山氏は私的使用の判明分について返金する意向を示しているとされていたが、弁済については「まだ」だという。

 亀山氏は1982年に全国朝日放送(現テレビ朝日)に入社。世界水泳の放送などを手掛けた。親会社のテレビ朝日ホールディングスも10日に取締役会を開き、亀山氏の取締役辞任の申し出を受理した。
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