田中聖容疑者　19年7月には「お父さん」ジャニー喜多川さん追悼「居場所を…夢をくれました」

　元「KAT―TUN」の田中聖容疑者（36）が24日、愛知県警に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された。今年1月30日、名古屋市内のホテルで覚せい剤約0・164グラムを所持していた疑い。24日、同市・中区内の路上で逮捕された。 　田中容疑者は13年にグループ脱退後、バンドの一員で活動。17年5月に東京・渋谷区の路上で大麻を所持していたとして、現行犯逮捕（後に不起訴）された。

　田中容疑者は19年7月10日、前日9日に死去したジャニー喜多川社長（享年87）を追悼するブログをアップしていた。

　「悲しいお知らせがありました。自分にとってお父さんみたいな存在でした。何でもないただの子供だった自分にステージの上という居場所をくれました。夢をくれました」と記し、そして「たくさんたくさん迷惑かけたけどステージの上にいる自分には確実に貴方の教えが生きてます。世界一のプロデューサーとして栄光の道を駆け抜けたと思うので、今はゆっくり休んでください。どこにいても自分は貴方の息子です。ご冥福をお祈り致します」とつづっていた。

　バンド活動、格闘技参戦など「KAT―TUN」脱退後、そして1度目の逮捕後も「ステージの上にいる自分には確実に貴方の教えが生きてます」とつづっていた田中容疑者。居場所をくれた、夢をくれたという「お父さんみたいな存在」である故・ジャニー喜多川さんを再び裏切ることとなってしまった。