【今夜の鎌倉殿の13人 第8話展望&第7話大河絵(鎌倉絵)】内紛?広常怒号「冗談じゃねぇ」義経は南下

2022年02月27日 08:00

芸能

【今夜の鎌倉殿の13人 第8話展望&第7話大河絵(鎌倉絵)】内紛?広常怒号「冗談じゃねぇ」義経は南下
イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第7話“大河絵(鎌倉絵、殿絵)”「上総広常 見極める 巨頭の睨み」 Photo By スポニチ
 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は27日、第8話が放送される。新進気鋭のイラストレーター・石井道子氏の“大河絵(鎌倉絵、殿絵)”とともに第7話を振り返り、今夜の見どころを探る。
 <※以下、ネタバレ有>

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 第7話は「敵か、あるいは」。平家に幽閉された我が身を嘆く後白河法皇(西田敏行)。救出に名乗りを上げない源氏に対する不満を丹後局(鈴木京香)に漏らす中、挙兵した源頼朝(大泉洋)が石橋山で大敗したと平清盛(松平健)から知らされ、悔しさで顔がゆがむ。その頃、房総半島で再起を図る頼朝は有力豪族を味方に付けようと、千葉常胤(岡本信人)の元へ安達盛長(野添義弘)を、“坂東の巨頭”上総広常(佐藤浩市)の元へ和田義盛(横田栄司)と北条義時(小栗)を送り込む…という展開。

 平家方の安房の豪族・長狭常伴(ながさ・つねとも=黒澤光司)が頼朝の宿を襲撃。ちょうど見初めた亀(江口のりこ)と一緒にいた頼朝の宿に、亀の夫・権三(カミナリ・竹内まなぶ)も乗り込んでくる。両者入り乱れる争いとなる中、見張りの三浦義村(山本耕史)が“後始末”。頼朝は石橋山における「梶原景時(中村獅童)の見逃し」に続き、またも運良くピンチを逃れた。

 頼朝の“天に守られている強運”に、広常は参陣を決断。頼朝は遅参した広常を「帰れ。遅い!」と叱責。広常は「この通り、お詫び申し上げる。田舎者ゆえの無礼な振る舞いと、何卒お許しくだされ。これより、身命を賭して兵衛佐殿に仕える所存」と頭を下げた。

 周囲もハラハラの初対面を終え、頼朝は盛長に「(広常の)顔が怖いのよ」、広常は義時に「頼朝に伝えおけ。よくぞ申したと。棟梁の器にあらずと見れば、わしはあの場で討ち取り、その首、平家に差し出すつもりであった。なかなかの男よの、源頼朝。これで平家も終わったぞ」――。

 今夜の第8話は「いざ、鎌倉」。挙兵した頼朝(大泉)を討つため、追討軍を送る平清盛(松平)。後白河法皇(西田)は地図を広げ、丹後局(鈴木)らと戦況を占う。一方、奥州を出発した源義経(菅田将暉)は、兄・頼朝との対面を夢見て歩みを進めていた。その頃、坂東。上総広常(佐藤)らを加え、勢いを増す頼朝が、鎌倉を目指して進軍。頼朝の命を受けた義時(小栗)は、武田信義(八嶋智人)を味方に引き入れるため、再び甲斐へと向かう…という展開。

 本編ラストと公式サイトの次回予告。義盛が「佐殿は近頃、ちょっと調子に乗ってねぇか」と言えば、加勢したばかりの広常も「冗談じゃねぇ。やってられるか!」と声を荒げ、源氏軍に不協和音?そして、義経は兄に会えるのか。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。ブランド情報発信拠点「メルセデス・ベンツ コネクション」におけるJ―WAVEによる展示パネルPOP制作、ウェブマガジン表紙などを手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2021 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2021 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。ライブペインティングや即興似顔絵も各地で行う。
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