中林美恵子氏 プーチン大統領が恐れていることは「ロシアの中での民主主義の浸透…自身が危なくなる」
2022年02月27日 08:52
芸能
「戦闘を収めた後に、プーチン大統領はウクライナをどうしたいのかなってことですよね。政権を転覆させて自分の都合の良い政権にしてウクライナを支配したいのか。どういうことなんでしょう」と聞かれた中林氏は「そこがまさにプーチン大統領がなぜウクライナを侵略しようとしてるのかってところにつながってくるわけですよね。要するに彼の目的をいろいろ考えると、(プーチン大統領は)いろいろ理屈はいいますよ、だから本当にNATOが拡大していて大変だとかいうことも私たちも咀嚼(そしゃ)しますけれども、でも本心はそこではないのではないかと思うんです」とし、「つまり軍事的に自分たちが攻められるから、怖いからこういうことをしているのではなくて、民主主義が自分のロシアの国の国境まで迫ってきているということなんじゃないかと思うんです」と指摘。
そして「民主主義は武器じゃありませんよね。もしロシアの中で浸透していくようなことでもあれば、プーチンさんが危なくなる。政治体制が侵食されるってことを非常に恐れているのではないかと。だから自分の周りの国は、どんどん今度はオセロゲームのように、ルカシェンコ大統領なんかは本当にロシアの傀儡(かいらい)のような行動をしますけれども、ベラルーシのようなああいう所をつくっていきたいと。そのことによってロシアの政治体制を、あるいは自分の政治生命を守っていくってことなのかなというふうにも思えます。怖いのは民主主義ではないでしょうか」と自身の見解を述べた。