神田愛花 「うおおぉ…」しか出なかった“大失敗”の皆既日食ロケ しかしNHKに戻ると

2022年03月01日 22:59

芸能

神田愛花 「うおおぉ…」しか出なかった“大失敗”の皆既日食ロケ しかしNHKに戻ると
フリーアナウンサーの神田愛花 Photo By スポニチ
 フリーアナウンサーの神田愛花(41)が、1日放送のMBSラジオ「メッセンジャー黒田のチラシダス」(火曜後6・00)に出演。心に残った失敗談と、その際に掛けられた意外な言葉を明かした。
 この日の番組には、リスナーから「神田さんは、かつて客船に乗って、太平洋上で皆既日食の実況リポートをされたと思います。その時の話を聞かせてください」とのお便りが。視聴者の記憶に残っていたことを「うれしい」と喜んだ神田は、2009年に46年ぶりに日本近郊で観測された皆既日食の際の思い出に残る出来事を振り返った。

 その時、NHKでは屋久島など日本各所に中継に出ていたようだが神田は「陸だから移動できない。みんな曇ってしまって、私の船だけが晴れ間を見つけて、ばっちり中継できたんです」という偶然に助けられ、「宇宙って本当にあるんだ!」と天体ショーに大感激したという。

 だが「感動した」が大失敗に。神田は、過去の皆既日食の際の先輩のリポートの様子を勉強し「先輩のコメントを文字起こしして、コメントすることを書いていけ」と言われた通りに練習を重ねたというが、準備万端で臨んだものの、あまりの感動に「うおおぉ…」しか声が出なかったという。これにはMBSの亀井希生アナウンサーも「一番、アナウンサーの実況で叱られるパターンですね」と同情するしかなかった。

 ところが、だった。「それで東京に帰って“どんな準備をしたんだ”と怒られまして」と神田は振り返ったが、「でも、科学班がつくっている番組なんですが、科学班の一番偉い方は『あれが一番伝わった』」と褒め称えてくれたことを告白。これには亀井アナも「その方が言うのは分かる。心の底から出る言葉には価値がありますからね」と納得した。

 「それまでは皆既日食を背に、スタジオでコメントを言う」のがNHKのスタイルだったが「それができなかったんです。感動してしまって」と神田は、今でも少し後悔が残っているといい「その時、海の色が深い色に変わって、段々気温もグッと下がるので、太陽の明かりが届かないから。雲がパッと出るんですけど、そういう現象は何一つ伝えられなかったので、たぶん失格ですね」と思い出に残っていることを明かしていた。
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