柳沢秀夫氏 ロシア軍のウクライナの原発攻撃に「原子炉建屋そのものが被害が受けなくても…」
2022年03月04日 13:17
芸能
![柳沢秀夫氏 ロシア軍のウクライナの原発攻撃に「原子炉建屋そのものが被害が受けなくても…」](/entertainment/news/2022/03/02/jpeg/20220302s00041000071000p_view.webp)
柳沢氏は「慎重にみなきゃいけないと思うんですが、原子炉建屋そのものが被害が受けなくても、東日本大震災の時の東京電力の福島原発と同じで、外部電源が断たれると原子炉の冷却ができなくなるんですよね」と指摘し、「そうすると原子炉が暴走して最悪の事態ということなんですけれども、当然、運転員がいますから、そういう運転員が原子炉の運転に十分に携わっている状況なのかどうか。そのへんも見極めなけれないけないと思う」とした。
そして「いずれにしてもこのザポロジエ原発というのは、ウクライナの半分くらいの電力を供給する原発だって聞いてますので、ロシア側としてみれば、この電力の社会インフラを押さえることによってますますウクライナ政府に圧力を強めたいんだと思うんですが、なにせ戦闘が起きてしまうとコントロールができなくなってしまう。それが今、一番気になるところですね」と懸念を示した。
▼ザポロジエ原発 ウクライナ南部にある原発で、国際原子力機関(IAEA)によると、6基が稼働中。うち5基は旧ソ連時代の1984~89年に稼働し、残る1基はソ連崩壊後の95年に稼働した。出力はいずれも100万キロワットで、総電力の約半分を原子力に頼るウクライナの原発として最大の出力を誇る。