【今夜の鎌倉殿の13人 第9話展望&第8話大河絵(鎌倉絵)】再び善児?八重、大ピンチ?富士川の戦いへ

2022年03月06日 08:00

芸能

【今夜の鎌倉殿の13人 第9話展望&第8話大河絵(鎌倉絵)】再び善児?八重、大ピンチ?富士川の戦いへ
イラストレーターの石井道子氏が描いたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第8話“大河絵(鎌倉絵、殿絵)”「翔んで義経」 Photo By スポニチ
 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は6日、第9話が放送される。新進気鋭のイラストレーター・石井道子氏の“大河絵(鎌倉絵、殿絵)”とともに第8話を振り返り、今夜の見どころを探る。
 <※以下、ネタバレ有>

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 第8話は「いざ、鎌倉」。挙兵した源頼朝(大泉洋)を討つため、追討軍を送る平清盛(松平健)。後白河法皇(西田敏行)は地図を広げ、丹後局(鈴木京香)らと戦況を占う。一方、奥州を出発した源義経(菅田将暉)は、兄・頼朝との対面を夢見て歩みを進めていた。一方、“坂東の巨頭”上総広常(佐藤浩市)らを加え、勢いづく頼朝は鎌倉を目指して進軍。頼朝の命を受けた北条義時(小栗)は、武田信義(八嶋智人)を味方に引き入れるため、再び甲斐へと向かう…という展開。

 義経は道中、射止めた兎をめぐり、野武士(慈五郎)に矢の飛ばし合いを提案したと思いきや、至近距離から矢を放ち、野武士を殺める。直後に「そうだ。富士の山に登ったことがある人?行こう!まずは富士の山だー!」と無邪気に駆けていった。

 1180年(治承4年)10月7日、石橋山の大敗から1カ月半、ついに鎌倉入りを果たした頼朝の大軍は総勢3万。梶原景時(中村獅童)に見切りをつけられ、平家方の大庭景親(國村隼)は一気に劣勢に陥った。平家の威光を後ろ盾にのし上がった伊東祐親(浅野和之)は伊東館に留まり、頼朝迎撃を決意。「血筋の良さを鼻にかけ、罪人の身で我ら坂東武者を下に見る。あんな男にどうして愛娘をくれてやることができようか!」。さらに「頼朝に決して八重を渡してはならん!攻め込まれたら…分かっておるな」と八重(新垣結衣)の夫・江間次郎(芹澤興人)に“厳命”した。書をしたためる八重の背後に次郎が忍び寄り、刀に手をかけた――。

 そして、第9話は「決戦前夜」。ついに鎌倉入りを果たした頼朝(大泉)の一党。敵対した平家方を捕らえるため、頼朝は和田義盛(横田栄司)と畠山重忠(中川大志)を派遣。これを知った義時(小栗)と三浦義村(山本耕史)は、祖父・祐親(浅野)と八重(新垣)を救うため、急ぎ伊東へと向かう。その頃、都を出た平家の追討軍が東海道を進軍。甲斐においては、出陣を約束した信義(八嶋)が義時の父・時政(坂東彌十郎)に…という展開。

 本編ラストと公式サイトの次回予告。今夜は頼朝&信義と平維盛が激突した「富士川の戦い」が描かれる。そして、大ピンチの八重が「善児(祐親の下人=梶原善)」と気付いた(?)後、逃げるシーンも…。頼朝&義経の兄弟は、ついに対面を果たす。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。ブランド情報発信拠点「メルセデス・ベンツ コネクション」におけるJ―WAVEによる展示パネルPOP制作、ウェブマガジン表紙などを手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2021 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2021 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。ライブペインティングや即興似顔絵も各地で行う。

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