EU・ロシア関係などの外交政策を中心に研究している筑波大学准教授の東野篤子氏が8日、日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)にリモート出演。ロシアによるウクライナ侵攻について言及した。
東野氏は「ウクライナは完全に国家崩壊の危機にさらされていると思うんですよね。日本では最近特に『ウクライナが降伏した方がいいんじゃないか』とか『中立を受け入れたらいいんじゃないか』とか、そういった議論が出てきていますけども、降伏したり、中立を受け入れた後にロシアがウクライナをフェアに扱うかどうかなんて誰にも分からないわけですよね」とし「もっとひどい扱いを受けるかもしれないわけで、例えば文化や言葉などを禁止されるっていう可能性も非常に高いわけですよね。そうなったときに、降伏しなさいよって言うことを安易に言えるのかって所は本当によく考えた方がいいと思います」と自身の考えを述べた。
これにMCの加藤浩次も「そこは僕も絶対同じ考えです」と賛同。「それはしちゃいけないし、(第3次世界大戦に)なってくると、他の国が主権国家を攻めることを許してしまうという事になってしまう。それは絶対にあってはならないこと」と語った。