八代英輝氏 SNS誹謗中傷対策強化“侮辱罪”厳罰化に「公訴時効が1年から3年に延びるのが大きい」

2022年03月09日 14:22

芸能

八代英輝氏 SNS誹謗中傷対策強化“侮辱罪”厳罰化に「公訴時効が1年から3年に延びるのが大きい」
八代英輝弁護士 Photo By スポニチ
 弁護士の八代英輝氏(57)が9日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。インターネット上の誹謗中傷対策で「侮辱罪」を厳罰化する案を閣議決定したことについて言及した。
 政府は両案の今国会成立を目指す。番組では、侮辱罪の法定刑は、これまでは、30日未満の拘留または1万円未満の科料、公訴時効は1年だったが、改正案では、1年以下の懲役・禁固または30万円以下の罰金、公訴時効は3年となっている、と伝えた。

 八代氏は「公訴時効が1年から3年に延びるっていう部分は、この法律を使おうという私達にとっては非常に大きなこと。ネットの匿名性というのがあって、発信者情報を突き止めて起訴まで持ち込むっていうのが1年ではなかなかハードルが高かったので、これが3年に変わるのは大きい」とし、「民事での賠償額ってしれてるんですね。やはり抑止力になるのは刑事という意味もありまして、行き過ぎた誹謗中傷、言動についてはきちっと責任を取ってもらうという形で、改正はこういうふうになってるんだろうなって」と自身の見解を述べた上で、「ただ逆に表現行為の過度な委縮にならないように、運用には気を付けなければいけない側面もあるんだろうなと思うます」と話した。
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