橋下徹氏 映画「蜜月」騒動に「エンタメ業界は強い意思を」谷原章介は「お互い合意の場合は…」
2022年03月10日 09:25
芸能
MCの谷原章介に「今回(性被害を受けたとされる女優が)法的に訴えているというところまでは、まだ言及されていないんですけれども、いかがでしょうか?」と聞かれた橋下氏は「暴行、脅迫というものがなければ、法的な問題にはなりにくい」と指摘。その上で「谷原さんはまさに役者さんとしてエンタメ業界の中にいらっしゃる方なので、こういうことは絶対あっちゃいけないっていうのはその通りだと僕もそう思うんですが、ただどうなんですか?お互いに合意でやっているっていうような、そういう何か一部風潮というか、そういうところもあるのかどうか。合意であろうが何だろうがそういうことは一切ダメなんだっていうエンタメ業界は強い意思を持ってるのか。そのあたりが僕、ちょっと気になるんですけどもね」と逆質問した。
谷原が「お互い合意である場合は僕はいいと思うんですけれど、片方がノーと言う声を上げるっていうことは完全な合意ではなかったのかなと思うんですよね」と答えると、橋下氏は「監督という立場であれば合意があったとしても地位の利用ということで絶対に合意があっても、監督と女優さんという関係ではダメだよっていうことを、まさにパワハラ、セクハラの観念をエンタメ業界の方で浸透していただきたいなと思う。ちょっと理想論かも分かりません」と自身の考えを述べた。
これに対し、谷原は「と同時に、昔から監督と女優、主演女優の恋というのもあったりもしますので、それはお互いの立場の違い、もちろん結婚している、していないであったり、年齢的なものとかいろいろあると思います。法的な拘束もあると思いますし」と言い、「ただ僕自身思うのは、この榊英雄さんが、僕の知人でもありますけれども、女優さん、女性の尊厳を傷つけた、彼自身の作品、そして自分が役者として演技に向かい合ってその気持ちを自分で汚してしまった。それは本当に残念でなりませんね。こういった声が上げられる環境ってのはいいと思いますし、本当にこういう仕事ということと性的なことっていうのが一緒くたになっているっていうこの環境が橋下さんがおっしゃるように僕はきちんとクリーンに分けてもらいたいなと本当に思います」と話した。