宝塚音楽学校　文化祭リハーサルでフランス革命当時の演劇披露し客席も感動

　タカラジェンヌを育てる宝塚音楽学校の108期生文化祭リハーサルが10日、兵庫・宝塚バウホールで行われた。 　2020年の入学当初から、新型コロナウイルス感染症の影響をまともに受けた108期生。同年春の入学は同6月にずれ込み、14日に予定される卒業式も史上初めて校内ではなく、宝塚バウホールで行われるなど異例ずくめだ。

　それでも、この日は38人全員がダンスに日本舞踊、クラシックにポピュラー歌唱など伸びやかに披露。中でもフランス革命当時のスウェーデンを舞台にした演劇は、苦しい時も助け合い励まし合う2年間の音楽学校生活を思わせる内容で客席を引きこんだ。

　最後には、岩永佳那子さんが「同期生一同、立派な舞台人となりますよう精進して参ります」などとあいさつ、約2時間半のステージをしめくくった。文化祭は11～13日まで計6回開催。4月23日、宝塚大劇場で開幕する星組公演「めぐり会いは再び/Gran　Cantante」で初舞台を踏む。