藤井王将がA級初昇格 歴代2位の若年記録「良かった」、来年にも最年少名人挑戦
2022年03月10日 05:30
芸能
この日はともに昇級を争う8勝3敗の稲葉陽八段(33)と千田翔太七段(27)が勝ち、藤井が敗れた場合は前期順位の差で昇級を逃す可能性があった。対戦相手の佐々木は、17年7月2日の初手合わせでデビュー以来の連勝記録を29で止められた因縁の相手。それでも序盤から終盤にかけて持ち時間をぜいたくに消費する「聡太流」を存分に披露し、怒濤(どとう)の攻めで勝ちきった。A級での抱負を尋ねられると「(今期は)課題が多かった。そのあたりをしっかり振り返り、来期は(名人の)挑戦争いに絡めるよう頑張りたい」と話した。
「鬼のすみか」と称される高レベルのB級1組を1期で通過の史上最年少5冠。今春開幕する「神のすみか」A級(所属10人)で1位になれば来春の第81期名人戦7番勝負出場となり、谷川浩司九段(59)が持つ史上最年少名人記録(21歳2カ月)に挑戦することになる。