【日本アカデミー賞】最優秀作品賞は「ドライブ・マイ・カー」最多8冠!4部門候補オスカーへ弾み
2022年03月11日 22:50
芸能
原作は村上春樹氏の短編集「女のいない男たち」収蔵の同名小説。舞台俳優で演出家の主人公・家福(西島)が妻を亡くしてから2年後、広島の演劇祭に参加。寡黙な専属ドライバー・みさき(三浦)と出会い、自身の悲しみを見つめ直す姿を描く。
濱口監督は監督賞、共同執筆の脚本賞と3度ステージに上がり「この物語世界を与えてくれた村上春樹さん、それを具現化してくれた役者たちに感謝したい」としみじみ。
この日、東日本大震災の発生から11年。同年から13年まで、津波被害に遭った人々に耳を傾けたドキュメンタリー「なみのおと」など東北記録映画3部作を製作し「話してくださった人たちの力強い言葉が、今の自分の基盤になっている」という。そして「僕たちは今いる場所から一歩一歩進むしかない。間違えれば、引き返せばいい。自分たちの仕事が未来をつくっていくことになると思う」と先を見据えた。