工藤阿須加 “へそ物”演じる「筋を通すことが本当に人を幸せにするのか、考えさせられるドラマ」
2022年03月12日 08:30
芸能
時代劇の主演は今回が初めて。京都の撮影所も初体験で心配もあったという工藤だが不安はすぐに消え去った。「知識や技術を極めた最高のプロフェッショナルたちが集まった現場というのを肌に感じて、良い作品になるとすぐに確信に変わった」と2~3週間に及んだ撮影現場の充実ぶりを振り返った。
時代劇での主役としては「どの役割のどの作品でも熱量は変わらないつもりでいるが、どこか引っ張っていく意識があった」と責任感を常に抱いていたことを口にした。制作陣も「目がすごかった。まさに時代劇の目だった」と話し、ハマり役だったことを明かした。
工藤は志田と今回が初共演。「声から伝わってくる思い、醸し出す雰囲気が素晴らしかった。イメージ通りの女優さんでした」。夫を愛しているが、悲しさもある役どころで「その芝居を細かく表現されていた」と感心し「志田さん(妻)のおかげで小五郎も最後まで生き抜けたんじゃないか」と小五郎の立場としても支えられていたことを口にした。
所作などの難しさはあるというが「1人の人間の生き様が大変勉強になる。日本人だからこそ、日本の過去を大事にしていきたい」と時代劇への熱い思いも抱いている。
撮影終了後も「次の撮影いつですか?」と制作陣に尋ねたほどの熱量。「今後も時代劇のオファーを頂ければ、常に挑んでいきたい」と意欲を示した。