森尾由美「これは本当にいいなと思った」 老父にかける言葉 少し変えただけで起きた“変化”とは

2022年03月13日 20:10

芸能

森尾由美「これは本当にいいなと思った」 老父にかける言葉 少し変えただけで起きた“変化”とは
森尾由美 Photo By スポニチ
 タレントの森尾由美(55)が13日に放送されたフジテレビ「はやく起きた朝は…」(日曜前6・30)に出演。高齢の実父に対する思いと父の“変化”をうれしそうに明かす場面があった。
 娘と孫娘が毎週番組を見ているという77歳の男性視聴者から届いたハガキを読んだ森尾。その中には「最近、家族が私のことを年寄り扱いする」「家族に内緒でハガキを書いております。もし採用されればじじいの評価も上がると思います。ぜひかなえてください」といった文章がユーモアたっぷりにつづられていた。

 ハガキを読み上げた後で「このおハガキを書いてくださるだけで気持ちが若いと思うんですね」とした森尾は「うちの父はこちらの方より少し年が上なんですけど…」として自身の父について話し始めた。

 森尾によると「字がとってもきれい」だという父。だが、最近は年齢のせいで億劫がって字を書くことがめっきり少なくなり、ボーッとしている時間も増えたため心配していたという。そして、ある時「続ければいいのに」「字が上手だからもう一回、書道とかすればいいのに」などと声をかけたのだとか。だが、その言葉は父の胸には届かず。

 「やっぱり『すればいいのに』『ああしなよ』『こうしなよ』っていうのはダメなんだなって」と気づいた森尾。「『ちょっと字がきれいだから書いてみて?』っていうふうにしてみたんです。そうしたら、最初は広告の裏とかにサラサラ~って試し書きみたいにしてたんだけど、やっぱり字がきれいなのよ。で、『きれいだね』っていうと『いや、もう最近は目がよく見えないからきれいな字のバランスが取れないんだ』って言いながらも楽しそうになってきたのね。だから、これは本当にいいなと思ったから、これからもちょっとほめる方で(いこうと思って)。そしたら少しずつ書いてくれるようになったので」とうれしそうに父の“変化”を明かした。

 幼少期には鉛筆を少し削ったところに父がきれいな字で書いてくれる「鉛筆1本1本の『もりおゆみ』っていうのがすごく好きだったの」という森尾。「上手だからもったいないのよね」という森尾に、1994年開始の前身番組から長年共演するタレントの磯野貴理子(58)も「お父さんが書いてくれたの?いいなぁ!」とうらやましがっていた。
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