東大出身監督・豊島圭介氏 東大生のホラー体験集めた著書を発売「凄い話がたくさん集まった」

2022年03月14日 05:30

芸能

東大出身監督・豊島圭介氏 東大生のホラー体験集めた著書を発売「凄い話がたくさん集まった」
著書「東大怪談」を14日に出版する豊島圭介監督 Photo By 提供写真
 映画「三島由紀夫VS東大全共闘~50年目の真実~」などで知られる映画監督、豊島圭介氏(50)の自身初の単著「東大怪談 東大生が体験した本当に怖い話」が、14日に発売される。
 母校でもある東京大学出身者11人に取材し、恐怖体験やオカルト現象をまとめた一冊。「東大病院で怪異に遭遇した男」「パラレルワールドに行った官僚」など計46編が収録されている。

 豊島氏は今回の企画背景について「東大出身者は理屈が立つ人々であるのは間違いありません。なので、そんな人たちが体験する心霊現象がどのようなものなのか知りたいという純粋な興味がありました」と説明。「そんな彼らが怪異と受け止めるのであれば、それは“本当の怪異”なんじゃなかろうかと。そしたら実際に凄い話が本当にたくさん集まりました」と手応えをのぞかせている。

 自身も、ホラードラマ「怪談新耳袋」やテレビ朝日「妖怪シェアハウス」などの作品を手がけており、怪談には造詣が深い。「これまでの怪談本は現象にフォーカスすることが多かったのですが、せっかく東大出身者縛りで怪談を集めるならば、話者にも焦点を当てたいと考えて作りました。実際、彼らのパーソナリティーに迫ることで、さまざまなホラー体験の裏に話者それぞれの人生が透けてくることがわかりました」と語っている。

 また編集を手がけたオカルトサイトTOCANAの運営に関わる角由紀子氏も「単なる怪談本ではなく、“人の人生と心霊体験の切り離せない関係性”を明確にし、哲学の領域にまで踏み込んだ怪談本になったのではないか」と作品の意義を強調した。

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