国際安全保障が専門の慶大・鶴岡路人准教授が15日、日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)にリモート出演。ロシアによるウクライナ侵攻について言及した。
ロシアの軍事侵攻を止める策を問われた鶴岡氏は、「キーマンは中国の習近平国家主席」と回答。その理由について「経済制裁の影響は極めて大きいわけですね。ある意味制裁あぶりといいますか、背後からロシアを支援できるとしたら、やはりその候補は中国しかいないんだと思います」と説明。「経済的にどういうふうに投資や技術で支援できるのか。あるいは武器なんかも、ロシアは武器がかなり足りなくなっているというふうにも言われています。そうすると、中国からの武器の供与をロシアとしては期待する」と指摘した。
さらに「アメリカを中心とした西側は、国際社会としては中国に対して『ロシアに武器を供与するな』と、そこをどれだけしっかり止めることができるのか。この辺りは非常に重要なカギになってくる」と私見を述べた。