露テレビスタッフ生放送で「NO WAR」訴え ロシア政治専門家「国内に反戦活動が広がっている象徴」

2022年03月15日 12:11

芸能

露テレビスタッフ生放送で「NO WAR」訴え ロシア政治専門家「国内に反戦活動が広がっている象徴」
フジテレビ社屋 Photo By スポニチ
 ロシア政治を専門とする筑波大・中村逸郎教授が15日、フジテレビ系「めざまし8(エイト)」(月~金曜8・00)に出演。ロシアによるウクライナ侵攻について言及した。
 番組では、ロシアの国営テレビの生放送中に「NO WAR」と書かれた紙を持った女性が乱入した映像を紹介。この女性、実は国営テレビのスタッフだったという。

 中村氏は「びっくりしました。女性が持っている紙には『プロパガンダを信じるな』との文言が書かれている。夜9時からの全国ネットのニュース、ここに女性が出てきて反戦のプラカードというのは、もはやロシア保安局の中にも反プーチンが出てきているということ。プーチン政権ってコントロールできない状況にまで実はきている、ということの一つの象徴ですよね」と指摘。

 「このニュース番組はロシア全土に流れている。『プロパガンダを信じるな』って書かれているわけですから、農村部の人も見て『何か変だな』と感じ取った人は、実は多く出てきてるのではないか。逆に女性がこういうのを見せるということは、当局も取り締まることができないほどロシア国内に反戦活動が広がっている象徴の事例だと思います」と述べた。
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