若狭勝弁護士 ゼレンスキー大統領のNATOに関する発言に「ロシアの大義名分が一部欠けるので…」

2022年03月16日 08:57

芸能

若狭勝弁護士 ゼレンスキー大統領のNATOに関する発言に「ロシアの大義名分が一部欠けるので…」
弁護士の若狭勝氏 Photo By スポニチ
 元東京地検特捜部副部長で衆院議員の経験もある若狭勝弁護士(65)が16日、フジテレビ「めざまし8」(月~金曜前8・00)に出演。ウクライナのゼレンスキー大統領が15日に、英国や北欧、バルト諸国などの首脳に向けてビデオ演説を行ったことに言及した。
 ゼレンスキー大統領は、北大西洋条約機構(NATO)への加盟は「できないと認識した。この現実を受け入れなければならない。国民はこの現実と、友好国と自分たちだけを(国防の)頼りにしなければいけないと理解し始めている」と述べたうえで、欧米に対して一層の武器供与を求め、ウクライナへのさらなる軍事支援を呼び掛けた。

 MCの谷原章介が「これNATOには入らないなのか、入ることはできないなのか、意味合いはだいぶ変わってきますね?」と聞かれた若狭氏は「そうですね。入らないっていうのはゼレンスキーさんの気持ち、意思なんですけれど、入ることができないっていうのは客観情勢からしてどんなに入りたくても入ることができないということで、ちょっと意味合いが違うんですが、いずれにしてもロシアがこうしたことを受けて、それならばウクライナはNATOには加入しないということなんであれば、ということでロシアの大義名分、つまりウクライナがNATOに加盟するからっていうんで今回の侵略を始めたわけですけど、大義名分が一部欠けるわけです」と指摘。そして、「ですからロシアが、ウクライナが加盟しないということを前提に今後の停戦協議などを進めていくことができるのでないかと思います」と自身の見解を述べた。
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