露TVで女性社員が抗議 国内の反戦ムードは…専門家が見解「そもそも戦争だと言ってない」

2022年03月16日 13:26

芸能

露TVで女性社員が抗議 国内の反戦ムードは…専門家が見解「そもそも戦争だと言ってない」
東京・汐留の日本テレビ社屋 Photo By スポニチ
 国際安全保障が専門の慶大・鶴岡路人准教授が16日、日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜前8・00)にリモート出演。ロシア政府系テレビ「第1チャンネル」のニュース番組の生放送中、女性社員マリーナ・オフシャンニコワさんがキャスターの背後で「戦争をやめて」などと書かれた紙を掲げたことに言及した。
 MCの加藤浩次から「ロシアの番組中に反戦のメッセージを掲げるって、ロシア国内でも反戦ムードは高まってきてるって考えて良いですか?」と振られた鶴岡氏は「なかなか難しいところだと思います。こうした形で目立った活動というのは報じられて注目されるわけなんですけども、国民全体の中でこうした反戦ムードがどれだけ高まっているかというと、まだ残念ながらあまり高まっていない」と指摘した。

 その理由を「プーチン大統領の支持率が公になってるデータでは下がってないんですね。むしろ少し上がっているようなところがある。ですからどういった情報を得ているのかによって人々の戦争に対する立場は違うんだと思います」と説明。さらに、ロシアの国営放送では「そもそも戦争、侵攻だと言ってない」といい、「それを信じている人たちと、SNSとか海外の放送なんかを見て、いかにひどいことがウクライナで起きているかっていうのを知っている人とでは相当認識のギャップがあるんだと思います」と語った。
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