谷村新司 アマバンド時代の無謀すぎるツアーで無一文になるも…「幸せな時代に無茶ができた」
2022年03月20日 14:37
芸能
![谷村新司 アマバンド時代の無謀すぎるツアーで無一文になるも…「幸せな時代に無茶ができた」](/entertainment/news/2022/03/20/jpeg/20220320s00041000397000p_view.webp)
「アメリカ大陸をバンクーバーからニューヨークまで横断して…」。ところが、旅の途中でハプニングが発生。「メキシコまでたどり着いた時に持っていたお金がなくなった、尽きたんです」。はるかメキシコで無一文になってしまったという。
すると若者がメキシコの国営放送に掛け合ってくれ、数日後に行われるメキシコフェスタに出演できることに。歌はまったくウケなかったが、やぶれかぶれで「アミーゴ!」(スペイン語で友達)を連発したところ、なぜか爆笑に変わったという。「残り時間3分くらい、アミーゴ一発で通しましたね。一点突破。メキシコ人が『お前らのアミーゴ最高だったよ』と言ってくれて。よかったのかな、これでと」と振り返った。
若者らしい無茶な旅だったが、「怖いものは何もなくなりました。友達1人いたらその国を好きになると体感できた。この原体験が凄く大きかったですね」と懐かしんだ。
一方で、無茶ができなくなった現代に嘆きも。「今、無茶しないように言われるじゃないですか?(当時は)無茶をして失敗して大人に叱られる、無茶の背中を押してくれる大人がいっぱいいたんですよね。幸せな時代に無茶ができたって思っています」と、しみじみ語っていた。