元駐ウクライナ大使が指摘 プーチン大統領の“野望”は「崩壊したソ連を再び1つの国にまとめること」

2022年03月22日 17:00

芸能

元駐ウクライナ大使が指摘 プーチン大統領の“野望”は「崩壊したソ連を再び1つの国にまとめること」
東京・汐留の日本テレビ社屋 Photo By スポニチ
 2014年~19年に駐ウクライナ大使を務めた、角茂樹氏が22日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜1・55)にリモート出演。ロシア軍のウクライナへの攻撃について言及した。
 番組では、ウクライナのゼレンスキー大統領が20日放送の米CNNテレビで「プーチン大統領との対話の可能性をつかまなければならない。だが、もしその試みが失敗すればそれは第3次世界大戦を意味する」と言及したことを取り上げた。

 これに、角氏は「ゼレンスキー大統領が言いたいことはつまり『今ロシアが狙っているのはウクライナだけではない』ということ」だと推測。「具体的にいうと、バルト三国とか、いわゆる旧東欧諸国ですね。そこにも、多くのロシア語をしゃべる人たちはいるわけです。従って、もしもウクライナがロシアのやりたいようなことになれば、次に狙われるのはまず最初にバルト三国、エストニア、ラトビア、リトアニア。それからポーランド、スロバキア、こういった国にもロシアは侵攻する可能性があると、こういうことをゼレンスキー大統領は言いたいんだと思います」との見方を示した。

 さらに「1991年に崩壊したソ連を再び1つの国にまとめるという事がプーチン大統領の希望ですから。だからそういう意味では、ウクライナだけに留まることだけがプーチン大統領の野望と見るのは非常に甘いという事をゼレンスキー大統領は言ってるんだと思います」と語った。
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