大阪市・松井市長 万博応援ソング参加「ET―KING」ボーカル大麻書類送検「許容できるものではない」

2022年03月25日 14:29

芸能

 大阪市の松井一郎市長は25日、大阪・関西万博の応援ソングを制作するプログラムに参加しているヒップホップグループ「ET―KING」のボーカルでKLUTCHとして活動する隈部将治メンバー(43)が大麻取締法違反(所持)容疑で、厚生労働省近畿厚生局麻薬取締部と大阪府警が23日付で書類送検したことを受けてコメントした。
 捜査関係者によると、容疑を認めているが、家宅捜索で見つかった大麻はごく微量で、検察は立件の可否を慎重に判断するとみられる。書類送検容疑は2月、大阪市内の自宅でごく微量の乾燥大麻を所持していた疑い。吸引に使用したとみられる器具も見つかったという。公式ホームページなどによると、ET―KINGは1999年結成で2006年メジャーデビュー。大阪・関西万博の応援ソングを作るなど大阪を拠点に活動している。所属事務所は「事実を確認中」としている。

 松井市長は、今回の書類送検を受けて「薬物に手を出すのはあってはならないし、許容できるものではないと思っている。しかし、曲に罪はないので、対応は考えたい」としつつ、「プログラムから抜ける可能性はある。“いのち輝く未来社会のデザイン”がテーマの万博で、薬物は自らの命を縮める話ですし。人間を崩壊させるのが薬物なので、ちょっと趣旨とも合いませんから、これからの様々な招致、機運醸成にマイナスであるのなら、そのマイナスを抑えるためにいろんな対応は考えるということです」と話した。
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