甲斐よしひろ 人気絶頂期にテレビに出なかった理由「半日つぶれる。もったいない」
2022年03月26日 23:22
芸能
中学時代にバンドを結成。自分の声が生まれながらにしてハスキーであることが武器だと感じ「乾いている声(の歌手)は日本にはいない。この声でこの道(ロック)を追求していこうと思った」と決意の瞬間を口にした。
75年にデビュー2作目のシングル「裏切りの街角」がヒット。テレビ出演の依頼も相次ぎ何本かに出演したが、本番までに長く待たされることに「半日つぶれる。もったいない」と、以後はツアーに出てファンを増やしていくという方針を貫いたという。
79年に「HERO(ヒーローになる時、それは今)」に続いて、年末には「安奈」がヒット。歌詞の「北へ向かう夜汽車」という一節は、最初「南だった」と告白。一度それで歌ったが、しっくりこなかったことで「やっぱり北だな」と変更。甲斐は「当時の演歌や歌謡曲の歌詞も汽車はみんな北へ向かっていた」と話し、「北には魔力がある」と当時を振り返った。