「鎌倉殿の13人」政子激怒「田んぼのヒル」世界トレンド入り ネット爆笑「罵倒の語彙」小池栄子ド迫力

2022年03月27日 20:45

芸能

「鎌倉殿の13人」政子激怒「田んぼのヒル」世界トレンド入り ネット爆笑「罵倒の語彙」小池栄子ド迫力
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第12話。夫・源頼朝の浮気に怒りが収まらない政子(小池栄子・中央)(C)NHK Photo By 提供写真
 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は27日、第12話が放送され、源頼朝(大泉洋)の妻・政子(小池栄子)が愛人・亀(江口のりこ)のいる館を壊す「亀の前事件」「後妻(うわなり)打ち」が描かれ、インターネット上で大反響を呼んだ。オンエア後(午後9時)、政子の台詞「田んぼのヒル」がツイッターの世界トレンド14位にランクイン。SNS上の話題を集めた。
 <※以下、ネタバレ有>

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 第12話は「亀の前事件」。北条義時(小栗)から父・伊東祐親(浅野和之)と兄・祐清(竹財輝之助)の死を告げられ、憤る八重(新垣結衣)。義時は八重を諌め、源頼朝(大泉)から与えられた江間へと八重を送る。政子(小池)が懐妊し、頼朝の嫡男誕生への期待が高まる中、比企能員(佐藤二朗)が比企尼(草笛光子)を伴い、鎌倉に出仕。さらに、三善康信(小林隆)から推挙された官僚・大江広元(栗原英雄)らが都から下向し、新たな関係が動き始める…という展開。

 1182年(寿永元年)、政子は男児・万寿(のちの2代将軍・源頼家)を出産したが、病弱。阿野全成(新納慎也)が「親の不徳が子に災いをもたらす、というね。決して誰にも言ってはいけないよ」と頼朝の浮気のことを実衣(宮澤エマ)に漏らし、巡り巡って、ついに政子が知ることに。最終的に吹き込んだのは、りく(宮沢りえ)。「あなたも気が気ではありませんね。あれやこれやと。ごめんなさい、忘れて。イヤだ、あなたの耳にも入ってるとばかり…。噂よ、これはあくまでも。実は…」。夫・北条時政(坂東彌十郎)の待遇に不満が募っていたりくの策。わざとだった。

 政子は「許せない!みんな知っていたんですね。ひどすぎます。特にあなた(義時)、鎌倉殿の顔色うかがってくっついて回って、この田んぼのヒル!」と激怒。義時を詰問し、相手が亀(江口)だと分かると「あの薄い顔の女ね。今夜も一緒なの?で、亀は今、どこに?」。義時は亀の居場所を教えてしまっていた。

 りくは政子に「後妻(うわなり)打ち」を提案。「鎌倉殿が都を真似て妾(そばめ)をつくったのなら、こちらは後妻打ちで仕返しするのです。都には、そういう習わしがあるんです。前妻はね、後妻の家を打ち壊しても構わないの。場所は分かってるんだし。形だけね。ここは鎌倉殿に肝を冷やしていただきましょう」。政子も「このままでは腹の虫が収まりません」と同意し、実行役はりくの兄・牧宗親(山崎一)が指名された。りくは「面白くなってきました。いい薬です。御台所にとっても、鎌倉殿にとっても。兄上様、ちょっと壊してくるだけでいいですからね。門の辺りを。大ごとにはしたくないので」と兄に右目でウインクした。

 義時と三浦義村(山本耕史)は“隠れ家”から亀を逃がす。義村が「いっそ、俺の女になるか」と亀の腕をつかむと、亀も「悪くない」。義村は「誰でもではない。頼朝の女だ。その時、初めて俺は頼朝を超える」――。

 夜。宗親が館の前に着くと、訳は知らずに義時から見張り番を頼まれた源義経(菅田将暉)がいた。事情を知り、宗親から手伝うよう請われた義経は弁慶(佳久創)に「武蔵坊、派手に行け」「威勢よくやれー!」。館に火を放った。

 夜が明け、焼け跡を目の当たりにした頼朝は「何ということだ…。付け火?まさか…(政子が)。恐ろしすぎる。ここまでするか?」と絶句。下手人は宗親と義経と判明。頼朝は義経に謹慎を命じ、梶原景時(中村獅童)に宗親の髻(もとどり=髪を頭の上で束ねた髪形)を切るよう命じた。

 りくは頼朝の女癖の悪さがすべての原因と激怒。開き直る頼朝に「夫に妾がいて、それを心より許せる女子など、都にだっておりませぬ!夫がそんな物言いとは、懸命に御台たろうと励んでいる政子が憐れでなりませぬ」。そこに政子も現れ「女子同士でつまらぬ争いをしてしまったこと、恥ずかしく思います。肝心なのは夫の裏切り」(政子)「咎めるべきは夫のふしだら」(りく)。頼朝は「黙れ!わしに指図するなど、もってのほか!源頼朝を愚弄すると、たとえおまえたちでも容赦はせぬぞ!身の程をわきまえよ!下がれ!」と逆ギレした。

 すると、時政が立ち上がり「源頼朝が何だってんだ!わしの大事な身内に、ようもそんな口を叩いてくれたな!たとえ鎌倉殿でも許せねぇ!」と思わず怒りが頂点に。「言っちまったぁ。いや、シラフだ。どうやら、ここまでのようだ。小四郎、わしは降りた。伊豆へ帰る。やっぱり、鎌倉の暮らしは窮屈で性に合わん。伊豆へ帰って米を作っておる方がいい。小四郎、あとは任せた」と鎌倉から去った。

 頼朝の浮気が大騒動に発展した。

 SNS上には「『薄い顔の女』で腹筋崩壊」「薄い顔の女だなんて笑。三谷さん最高」「この田んぼのヒル!罵倒の語彙!」「田んぼの蛭。ひどい形容w」「小池政子の胆力、迫力が最高すぎるw」などの声が続出。「田んぼのヒル」「あの薄い顔の女ね」の“パワーワード”が反響を呼んだ。
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