松山ケンイチ、長澤まさみが映画初共演 連続殺人犯と検事役で“対決” 来年公開「ロストケア」
2022年03月29日 04:00
芸能
その後、監督が親交のある松山にオファーを出し、松山は快諾。5年の歳月を経て脚本が完成した。そこに日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞するなど高い演技力を誇る長澤も加わり、豪華メンバーが名を連ねることとなった。
松山は心優しい介護士だが連続殺人犯となる主人公役。高齢化が進み、介護などの問題が身近になる中で「人ごとではなく、自分の事として考え悩みながら演じました」と語った。
長澤は、自分がしたことは殺人ではなく“救い”と主張する主人公と対峙(たいじ)する検事役を演じる。「最初から最後まで正しいとはなにかを、悩み、心が揺れ動く役でした。私自身の迷いや心の揺れと、演じる役の感情が良い方向にリンクし、良い演技ができました」と振り返った。
撮影は今月長野県で行われ、すでに終了。意見を出し合いながら現場は進んだといい、松山は「自分が出せる答えを見つけ、監督、スタッフさん、長澤さんと一緒に納得がいく作品が作り上げられたのではないかと思っております」と手応えを語った。