松山ケンイチ、長澤まさみが映画初共演 連続殺人犯と検事役で“対決” 来年公開「ロストケア」

2022年03月29日 04:00

芸能

松山ケンイチ、長澤まさみが映画初共演 連続殺人犯と検事役で“対決” 来年公開「ロストケア」
映画「ロストケア」で共演する松山ケンイチと長澤まさみ Photo By 提供写真
 俳優の松山ケンイチ(37)と女優の長澤まさみ(34)が映画「ロストケア」(監督前田哲、来年公開)で初共演する。松山は構想段階から5年間にわたり携わってきた一作。「これから生きていくうえで大事にしなければならないものや、若い人たちに伝えるべきことがたくさん詰まっている作品」と語った。
 訪問介護センターで起こった連続殺人事件を通じて真の正義や本当の幸せに迫るヒューマンサスペンス。昨年公開の映画「そして、バトンは渡された」などヒット作を生み出している前田監督が原作である葉真中顕氏の同名小説にほれ込んだことから、8年前に映画化に向けて動きだした。

 その後、監督が親交のある松山にオファーを出し、松山は快諾。5年の歳月を経て脚本が完成した。そこに日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞するなど高い演技力を誇る長澤も加わり、豪華メンバーが名を連ねることとなった。

 松山は心優しい介護士だが連続殺人犯となる主人公役。高齢化が進み、介護などの問題が身近になる中で「人ごとではなく、自分の事として考え悩みながら演じました」と語った。

 長澤は、自分がしたことは殺人ではなく“救い”と主張する主人公と対峙(たいじ)する検事役を演じる。「最初から最後まで正しいとはなにかを、悩み、心が揺れ動く役でした。私自身の迷いや心の揺れと、演じる役の感情が良い方向にリンクし、良い演技ができました」と振り返った。

 撮影は今月長野県で行われ、すでに終了。意見を出し合いながら現場は進んだといい、松山は「自分が出せる答えを見つけ、監督、スタッフさん、長澤さんと一緒に納得がいく作品が作り上げられたのではないかと思っております」と手応えを語った。
【楽天】オススメアイテム