吉本興業創業110周年記念特別公演「伝説の一日」 10年前は解散中?だったインディアンス意気込み語る
2022年03月31日 16:55
芸能
吉本のスターが勢ぞろいするとあって、両日とも4公演の観劇チケットは即完売した。公演はオンラインでも配信され、こちらのチケットは販売中。東京・ルミネtheよしもと、京都・よしもと祇園花月など各劇場でのライブビューイングも実施される。
2人は特に文枝やきよし、中田カウスら、吉本のレジェンドのネタを若い人に見てほしいという。田渕は「若い方であまり劇場にも来たことないっていう方は、師匠のネタって見たことないと思うんですよ。師匠たちのネタはマジで見た方がいいと思いますよ。“えっ?このおじいちゃん、こんなおもろいん?”てなりますよ」。きむも「レジェンドも見たいですし、レジェンドの前にいる若手もレジェンドに食らいつくぐらいたぶん面白いと思うんで、そこの戦いみたいなものも、ちょっと見てほしいですね」と話した。
インディアンスの出演は2日の3回目公演(午後3時10分開演)。きよしをはじめ、中川家、陣内智則、笑い飯、NON STYLEらと競演する。当日のネタはまだ決めていないが、田渕は「持ち時間は5分くらいかなと思う。5分やったら40回ボケます!」と宣言。らしさ全開の漫才を見せるつもりだ。
10年前に吉本興業の100周年を記念して「伝説の一日」が開催された時は、インディアンスはまだ結成3年目。下積みどころか、大きな危機を迎えていた時期だった。
田渕は「ほんま不安定な時期やったかもしれない。僕は1回解散して、ミキの晃生さんと組んでる時期があったんですけど、その辺のタイミングやったんちゃうかなと思うんですよ」と振り返る。
当時、田渕がきむとの解散を考えていたタイミングで、ミキの晃生が以前のコンビを解散。田渕は「僕は前々から晃生さんとも仲良かったし、めっちゃおもろいと思ってたんで。そしたら、晃生さんから誘われまして。“俺と組もうや”って言われて、じゃ組みますって。その足できむに解散言いに行って」。
言い渡されたきむは「1人の時期、僕は芸人もしてなかった」という。「ネタは一応書いてましたけど、また田渕さんともう1回組もうと思ったので、組んだ時に向けてネタを書いたり。その間も、僕は田渕さんにずっと“また組もう”て言ってたんで。晃生さんより俺の方が合ってるんちゃうかって」と懐かしそうに振り返る。
そんな田渕の“浮気”は4カ月で終わりを迎える。「舞台は立ちまくったんですけど、僕と晃生さん、2人ともしゃべりすぎて、引くという術を持ってなくて、やかましくなりすぎて。次は僕が晃生さんに“解散してください”って言って、きむとのコンビに戻ったんです。それがなかったら今のミキもインディアンスがなかったですね」と笑う。その後の両コンビの活躍を考えると、田渕の判断が間違っていなかったのは明白だ。ただ、きむは「僕はまだ晃生さんのこと許してないですけど」と冗談交じりに笑った。
それから10年、大きく成長したインディアンス。昨年のM―1ではファイナルステージへ進出し、優勝まであと一歩のところまで迫った。田渕がボケまくる漫才スタイルも浸透し、知名度も上昇した。きむは「今までなかったんですけど、舞台に出る前にインディアンスって名前が出た瞬間に、お客さんがおおっみたいな反応があったりする。期待してくれてる方もいるんだなと思うので、裏切らないようにしないとなと気は引き締まりますね」と新たな自覚も芽生えている。
吉本のスターが集まる伝説の一日は、インディアンスも「見たい」と思う公演。きむは「1秒たりとも面白くない時間はないと思うので。目をしっかり見開いて、噛みしめてもらえたら」、田渕は「若手、中堅のネタはもちろんなんですけど、もう全国の方に吉本の師匠方のすごさ、幅の広さというか、そこをね目の当たりにしていただきたい。もう配信チケットはあるんです、買うのを迷ってる方はもう買うんです。これは国民の義務です。そう言っておきます」とアピールした。
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