渡部陽一氏 民間人虐殺のロシア兵は「指揮系統が断絶…局地的な部隊が独自の判断で殺戮、略奪を」
2022年04月06日 12:08
芸能
番組では、ブチャの民家の地下室で両手両足を縛られた子供を含む男女18人のバラバラにされた遺体があったとする英・タイムズ紙の報道や、ロシア軍の司令官が市民の頭にTシャツをかぶせて目隠しし、銃で後頭部を撃ったとする報道などを伝えた。
MCの谷原章介が「今回、ベラルーシ近辺で演習をしていた中にはかなりの新兵がいて、その新兵がウクライナ側に入っていた。同時に傭兵も入っているという話もありましたけれども、すごく手慣れた手口の印象があります。どういった人物がこういった行いをしていると思いますか?」と聞くと、渡部氏は、「略奪であったり自主的な殺害を繰り返すという行為、これは軍の規律では違反している行為です」と指摘。そして、「こうした状況に陥っているというのは、ロシア軍の部隊の中の指揮系統が断絶してしまっていて、それぞれの局地的な部隊が独自の判断で殺戮(さつりく)を行ったり、自らの利益のために略奪を行う。ロシア軍としてのグラウンドルールというものが存在していない。これこそが侵略戦争のまた一つの残虐な特徴だと感じます」と自身の見解を述べた。
谷原の「今回の行いというのは、軍の上層部、もしくはプーチン大統領の命令ではないということですか?」という問いには、「局地的な指導者が、その舞台のリーダーが現場で指揮を執っているということは十二分に可能性があります」と答えた。