Snow Man主演舞台「滝沢歌舞伎ZERO」 来年初のアジア公演構想

2022年04月07日 04:00

芸能

Snow Man主演舞台「滝沢歌舞伎ZERO」 来年初のアジア公演構想
会見でポーズを決めるSnow Man Photo By スポニチ
 Snow Manの主演舞台「滝沢歌舞伎ZERO」が6日、東京・新橋演舞場で初日を迎えた。
 演出の滝沢秀明ジャニーズ事務所副社長は本紙などの取材に「来年は“スーパー滝沢歌舞伎ZERO”というものを実施したい」と明かした。同作を新橋演舞場のほか国内の大規模会場、そしてアジアで上演する構想だ。来年はSnow Manが座長となり5年目。「一つの集大成に向けて今まで以上のものを目指したい」と語った。

 作品は2006年に滝沢氏主演の「滝沢演舞城」として誕生。10年から名前を変え「滝沢歌舞伎」となり、19年にSnow Manが継承して「…ZERO」となった。翌20年にはコロナ下で劇場での上演ができず、初の映画化。滝沢氏は「コロナ下でエンターテインメントにはいろんな可能性があることに気付かされた」と今回の構想に至った経緯を語った。

 デビュー後、Snow Manはスターダムへ駆け上がり、昨年は紅白歌合戦に初出場。「…ZERO」は毎年プラチナチケットとなっており「一人でも多くの人に見ていただきたい思いもある」(滝沢氏)という。Snow Manは20年2月にタイで海外初パフォーマンス。その後は外国で公演はできておらず、来年は新たな門出となりそうだ。現地の人々向けに芝居は盛り込まず、パフォーマンスがメインとなり、日本文化や最先端技術が組み込まれる。場所などの詳細は調整中。

 海外での上演は「…ZERO」では初。15年の「滝沢歌舞伎」シンガポール公演に参加したリーダー岩本照(28)は「いつか自分たちがメインで文化を伝えたいと思った。その思いが形になるのが楽しみ」と語った。

 国内の大規模会場について、滝沢氏はこの日詳細は明かさなかった。「笑顔の絶えない時間を皆さまに提供するという意味では、花火を打ち上げるくらいの規模でやりたい」とちゃめっ気たっぷりにヒントを語った。

 岩本は「目の前のことを精いっぱいやりつつ満足はせず日本文化や作品の凄さを自分たちが海外の人に届ける準備を日々送りたい」と意気込む。「まずは今年の滝沢歌舞伎を一日一日丁寧に過ごしていきたい」と前を見据えた。公演は来月16日まで同所で行われる。

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