カズレーザー オリガルヒの海外テレビ局買収計画に「フジテレビだって外国資本の比率が…徹底調査を」

2022年04月08日 12:34

芸能

カズレーザー オリガルヒの海外テレビ局買収計画に「フジテレビだって外国資本の比率が…徹底調査を」
「メイプル超合金」のカズレーザー Photo By スポニチ
 お笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザー(37)が8日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。ロシアの新興財閥「オリガルヒ」が海外テレビ局の買収を計画していたことについて言及した。
 米司法省によると、オリガルヒの有力者、コンスタンチン・マロフェーエフ氏は2013年に米・FOXニュースの元ディレクターと契約し、ロシア国内にケーブルテレビ局を設立。その後、ギリシャやブルガリアでテレビ局買収を計画し、プロパガンダ工作を進めようとしていた疑いあったが、買収実現はしなかったとしている。マロフェーエフ氏は2014年のクリミア併合の際、主導的な役割を果たしており、今回のウクライナ侵攻についても「聖戦」と称している。

 MCの谷原章介が「忘れちゃいけないなと思うのは、日本というのは西側の情報があふれていますので、ロシア側から見た視点の報道というのはなかなかない。フェイクニュースは別としても。ただ驚いたのはロシアが組んだ相手が米国の保守的なFOXテレビのディレクター、これどう思います?」と聞くと、カズレーザーは「もちろんお金さえもらえれば、動く方は世の中いくらでもいるわけで、どんな形でどういう海外資本が入っているかというのは、フジテレビだって外国資本の比率がちょっとオーバーしちゃった件があったじゃないですか。どういう形でお金が入っているかは徹底調査をしなくちゃいけないんじゃないですかね」とフジテレビの問題を例に語った。

 一方、谷原に「風間さん、めちゃくちゃ笑ってらっしゃいましたけど、いかがでしょう?」と問われたフジテレビの解説委員・風間晋氏は「司法省の発表ってのを僕はきちんと精査していないんですけれども、でも(マロフェーエフ氏らが)不法行為をやっていたということではないんだろうと思われるので、そういう意味では、ある意味(米司法省による)逆プロパガンダ的な要素というのもあるのかなと思いますけどね。僕自身、これでおもしろいなと思ったのは、ブルガリアとギリシャという黒海から地中海に出る沿岸国を(買収の)対象にしているところがロシアの意図を感じるなと受け止めました」と自身の見解を述べた。

 フジテレビなどを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングス(フジメディアHD)は昨年4月、「放送法が定める外国人等の議決権比率が20%を超えていた」と発表し、謝罪していた。放送法では、放送事業者の外国人株主の議決権比率を20%未満とするよう定めている。フジ・メディアHDは、2012年から14年にかけて同比率が20%を上回り、外資規制に違反した状態だった。同社は14年9月末に問題を認識したが公表せず、総務省にも違反状況を解消するまで報告しなかった。
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