かたせ梨乃 施設に入った96歳父、95歳母とは「接し方が変わりました」 以前は老いを認められずも変化

2022年04月08日 16:16

芸能

かたせ梨乃 施設に入った96歳父、95歳母とは「接し方が変わりました」 以前は老いを認められずも変化
かたせ梨乃 Photo By スポニチ
 女優のかたせ梨乃(64)が8日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。5年前から施設に入っているという両親について語った。
 64歳となったかたせの父は元商社マンで96歳、母は専業主婦で95歳だという。

 司会の黒柳徹子が「ご両親は5年前からおんなじ施設の隣合わせのお部屋に入ってらして。あなたは一人っ子なもんですから、とても大変」と振ると、かたせは「自宅で2人と一緒にいるときはいろいろたいへんでしたけど、いろんなプロのお力をお借りして、ああ自分で気が付かなかったことっていっぱいあって」と明かした。「短気を起こしていたこともいっぱいあるんですよね。それもワンクッション置けるようになって、両親への接し方が変わりました」と振り返った。

 「私は一人っ子なんで、両親はスーパーマンだと思っていた。何でもできると思ってたんですよ。それができなくなったときの、認めたくない気持ちが凄く強かったんだと思います」とも話し、施設のスタッフの両親への接し方に触れ「自分が足りなかったこと(に気づいたり)とか、あと待てるようになりました」としみじみと話した。

 両親と出かけるときは、1人ずつ車椅子を押して散歩に。コロナ禍で面会は15分に制限されており、「落ち着かなくてかわいそうなので」と2週間に一度、30分ほど認められている散歩が恒例になった。これまで「一緒にそばにいたことあまりないんです」とし、「面と向かって話すわけではないんですけど、同じ景色を見てる幸福感。横並びで。それがとっても幸せな時間です」と声を弾ませた。父は帰りにコンビニなどに寄って買い物、母は小さい子と会うとすごく嬉しそうにしているとし、「あとハンサムなお巡りさんには声かけちゃうんですよ。『こんにちわ、温かいですね』って」と笑って見せた。

 毎年ホームで両親の誕生日を祝っており、父の誕生日会の写真も披露すると、「凄い喜んでくれました」と回顧。母はオシャレ好きで服も自分で選んでおり、「いつまでもそうあってもらいたいな」とも話した。毎朝7時過ぎには携帯に連絡を入れているが、母は連絡をしたことも忘れてしまうことも。父は何を話しているか分からなくなることもあり、母に再び代わるものの「母は母で違う話しだすから、何だかよく分かんなくて。結局私も何の用事でかけたか自分でも忘れちゃって。それでも楽しければいいかな」と続けた。
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