歌舞伎俳優の尾上菊五郎(79)が8日、都内で「團菊祭五月大歌舞伎」(東京・歌舞伎座、5月2~27日)の取材会を行い、コロナ下で延期中の市川海老蔵(44)の十三代目市川團十郎白猿襲名が、年内に実現する方向であることを明かした。3年ぶりの「團菊祭」とあり「今年中には市川團十郎が誕生しそうなので、また楽しくなりそう」と笑顔でポロリ。松竹は「未発表のことで、まだ何も決まっていない」と否定しなかった。
会見には中村時蔵(66)らと出席。2人は第2部「土蜘」に出演し、両家の息子、孫との3世代の共演が実現。菊五郎は「1つの演目に2組の3世代が出るなんて初めてじゃないかな。私は(孫の)尾上丑之助に負けないよう頑張る」とユーモラスに語った。