阿部サダヲ 連続殺人犯を“熱演” 娘に乗車拒否され「怖かったんでしょうかね」

2022年04月15日 19:54

芸能

阿部サダヲ 連続殺人犯を“熱演” 娘に乗車拒否され「怖かったんでしょうかね」
映画「死刑にいたる病」の試写会、舞台あいさつに登場した阿部サダヲ(左)と白石和彌監督 Photo By スポニチ
 俳優の阿部サダヲ(51)は15日、大阪市内で開かれた映画「死刑にいたる病」(5月6日公開、白石和彌監督)の先行上映会、舞台あいさつに登場。「早く観ていただいて、感想を聞きたい。反応を見てみたいです」と語った。
 白石和彌監督(47)と登場した阿部。東京で試写会に行った娘を迎えに行くと「車に乗りたくないと言ったんです」と明かした。連続殺人犯を演じた自分の父親のことを「怖かったんでしょうかね」と苦笑い。それほど、これまでに阿部が演じたことのない“殺人鬼”の役が、真に迫ったものだったようだ。

 上映前に観客を怖がらせた後は、いつも通りのフランクな阿部が軽妙なトークで笑わせた。白石監督とのコンビで17年に公開された映画「彼女がその名を知らない鳥たち」では、撮影場所が神戸。司会者から「関西弁が完璧でした」と振られると照れながら「関西人の方は発想が自由で、自分のやりたいことをやるイメージ。それでたくさん喋るんでしょうね。だから、楽でした」と関西人の印象を明かすと客席から笑い声も。大阪での好きな食べ物を聞かれると「カレー。出汁をかけて食べるカレーが美味しかった」とこれから流行りそうなグルメを先取り。早速、大阪・中崎町の新規店からデリバリーして賞味したそうだ。

 共演者については「岡田君以外とはずっと一緒にいなかった」と岡田健史(22)と同行することが多かったそうで、中山美穂(52)との共演シーンでは「中山美穂さんは、昔から観てた人だと思って。でも、心の中ではミポリンと呼んでました」と笑わせた。

 阿部は「2回観なきゃいけないような、いろんな仕込みもあります」とPR。岡田からファンへのメッセージを預かってきたが「長かったんで。東京はきょうも雨ですが…みたいなのでした」と全文を披露せず「読まないという罰です」と笑いで締めくくった。

 他の共演はEXILE・岩田剛典、宮崎優、鈴木卓爾、佐藤玲、赤ペン瀧川、大下ヒロト、音尾琢真ら。

 ミステリー作家・櫛木理宇氏(49)の最高傑作と言われる同名小説を映画化。稀代の連続殺人鬼・榛村大和(阿部)から手紙を受け取った大学生の筧井雅也(岡田)。「罪は認める。しかし最後の1件だけは冤罪だ。最後の1件を誰が行ったかを調べてほしい」と1件の冤罪証明を依頼され、雅也は独自の調査を始めるというサイコサスペンス作品。
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