藤井聡太王将「将棋の奥深さを改めて感じることができた」 2年連続2度目の最優秀棋士賞

2022年04月18日 13:55

芸能

藤井聡太王将「将棋の奥深さを改めて感じることができた」 2年連続2度目の最優秀棋士賞
将棋大賞表彰式で最優秀棋士賞の賞状を披露する藤井聡太王将(日本将棋連盟提供) Photo By 提供写真
 第49回将棋大賞表彰式が18日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、2年連続2度目の最優秀棋士賞に輝いた藤井聡太王将(19)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=に賞状が授与された。
 16年10月の四段昇段後、藤井が同大賞の表彰式に出席したのは今回が初。過去の受賞時は中学、高校在学中のため出席できず、一昨年と昨年はコロナ下とあり開催そのものが中止となっていた。

 ▼藤井聡太王将(最優秀棋士賞、最多対局賞、最多勝利賞、名局賞)最優秀棋士賞をいただき、光栄に思っております。昨年度は私自身、印象に残る対局が多くありました。その中でも名局賞に選んでいただいた竜王戦第4局では、最終盤で非常に難解な局面が現れました。私自身、将棋の奥深さを改めて感じることができました。対局を見ていただいたみなさまにも、そのことを共有していただくことができたのではないかと思い、うれしく感じています。昨年度の経験を生かし、今後より一層精進して参ります。

 ▼桐山清澄九段(東京将棋記者会賞)私が18歳で棋士となりましてから、今日まで現役を続けてこられたことに感謝しております。また今回、東京将棋記者会賞をいただき、たいへん光栄に思っています。近年の将棋界では、有望な若い棋士が次々と出てきております。若手の活躍に大きな期待を寄せるとともに、中堅、ベテランの棋士には地力を発揮しておおいに踏ん張ってほしいと思っています。これからもファンの皆さまに喜んでいただけるような白熱した戦いが展開されますことを、心より願っております。
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