「ちむどんどん」4きょうだい再び激走 子役名演にネット涙「足の遅い歌子が…」再び“最終回”演出も

2022年04月22日 08:15

芸能

「ちむどんどん」4きょうだい再び激走 子役名演にネット涙「足の遅い歌子が…」再び“最終回”演出も
連続テレビ小説「ちむどんどん」第10話。暢子(稲垣来泉)の乗ったバスを追い掛ける(左から)歌子(布施愛織)、賢秀(浅川大治)、良子(土屋希乃)(C)NHK Photo By 提供写真
 女優の黒島結菜(25)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は22日、第10話が放送された。
 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心胸・心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛ける。今年、本土復帰50年を迎える沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。

 第10話は、東京の遠い親戚からの申し出は「4人の子どものうち、1人なら預かってもいい」というものだった。さまざまな葛藤の末、暢子(稲垣来泉)が「うちが行く。うち、東京に行きたい」と目に涙をため、精いっぱいの笑顔。そして、暢子が家族と離れる日を迎える…という展開。

 やんばるを去る史彦(戸次重幸)と和彦(田中奏生)が暢子を東京に連れていくことに。3人は名護行きのバスに乗った。

 見送った賢秀(浅川大治)良子(土屋希乃)歌子(布施愛織)は、たまらず遠ざかるバスを追い掛ける。「暢子!」「のぶねーねー!」――。父・賢三(大森南朋)が倒れた時に続く激走。暢子が「止めてください」と頼み、バスは停車。4人は抱き合い「暢子は行かさない。誰も東京には行かん」(賢秀)「みんなで、ここで一緒に暮らしたい」(良子)「みんなで幸せになります」(歌子)。優子(仲間由紀恵)も「ごめんなさい。お母さんが間違っていた。みんなの言う通りさ。今まで通り、ここで、みんなで幸せになろうね」と4人を抱き締めた。

 そして、7年の月日が流れ、1971年(昭和46年)。暢子(黒島)は高校生に。「大きくなった暢子と、きょうだいたちの新しい物語が始まります」(語りジョン・カビラ)。第5話(4月15日)に続き、オープニングのタイトルバック映像(タイトルの題字や出演者・スタッフのクレジット)なしの“最終回演出”。ラストにエンドロールと三浦大知の主題歌「燦燦」が流れた。

 SNS上には「止まってあげる運転手さん、神(大号泣)」「足が遅い歌子が必死に走ってるの、泣けるわ」「もう昨日、今日、朝から涙が止まらないよ。何がって全部。まさかの最後だったけど、7年後の暢子が笑顔で良かった」「なんとかなったのか。なんとかしたのか。子ども時代終了。子役さんたちの演技はみんな良かったな。涙を堪え、笑顔で送り出そうとする仲間さんの演技も胸を打つ」「小学生が今まで育ててくれてありがとう、わがまま言ってごめんなさいなんて言えないよ。もう号泣です。バスに乗って兄妹が追いかけてくるとこ、あるあるだけど涙止まらんかった」などの声が相次いだ。
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