「ちむどんどん」華丸「止まるバスのパターン、あるんですね」7年後の賢秀役・竜星涼「孫悟空の再来」
2022年04月22日 08:30
芸能
朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心胸・心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛ける。今年、本土復帰50年を迎える沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。
第10話は、東京の遠い親戚からの申し出は「4人の子どものうち、1人なら預かってもいい」というものだった。さまざまな葛藤の末、暢子(稲垣来泉)が「うちが行く。うち、東京に行きたい」と目に涙をため、精いっぱいの笑顔。そして、暢子が家族と離れる日を迎える…という展開。
やんばるを去る史彦(戸次重幸)と和彦(田中奏生)が暢子を東京に連れていくことに。3人は名護行きのバスに乗った。
見送った賢秀(浅川大治)良子(土屋希乃)歌子(布施愛織)は、たまらず遠ざかるバスを追い掛ける。「暢子!」「のぶねーねー!」――。父・賢三(大森南朋)が倒れた時に続く激走。暢子が「止めてください」と頼み、バスは停車。4人は抱き合い「暢子は行かさない。誰も東京には行かん」(賢秀)「みんなで、ここで一緒に暮らしたい」(良子)「みんなで幸せになります」(歌子)。優子(仲間由紀恵)も「ごめんなさい。お母さんが間違っていた。みんなの言う通りさ。今まで通り、ここで、みんなで幸せになろうね」と4人を抱き締めた。
そして、7年の月日が流れ、1971年(昭和46年)。暢子(黒島)は高校生に。「大きくなった暢子と、きょうだいたちの新しい物語が始まります」(語りジョン・カビラ)。第5話(4月15日)に続き、オープニングのタイトルバック映像(タイトルの題字や出演者・スタッフのクレジット)なしの“最終回演出”。ラストにエンドロールと三浦大知の主題歌「燦燦」が流れた。
直後の同局「あさイチ」(月~金曜前8・15)の“朝ドラ受け”。鈴木奈穂子アナウンサーは「(暢子が東京に)行かなかったぁ。7年経ちましたね」。博多華丸は「追っ掛けて止まるバスのパターン、あるんですね。だいたい過ぎ去っていって、長男が最後まで追い掛けて、ハァハァ」とツッコミ。博多大吉は次週予告の賢三役・竜星涼に着目し「気づきました?7年後、長男、まだ(頭にスーパー)バンドしていますよ」。華丸は「物持ちがいい。もしくは孫悟空の再来ですね」と笑いを誘った。