駒大苫小牧女子野球部 悲願の日本一へ初代主将の重圧も…家族の存在、仲間の助言で成長
2022年04月23日 10:00
芸能
今でこそ主将が板についたが、就任当初の野球ノートには「嫌われ役になれるのか」「自分はキャプテンに向いていない」と不安が記されていた。また、主将としてチームをまとめようとするあまり、部員に対する言葉がきつくなり、時には一人チームの輪から離れることもあった。
そんな藤井主将を支えるのは家族の存在。東京都出身の藤井の元には月に一度、荷物と共に母親からのメッセージも届き「自分がキャプテンに選ばれたりしたこによって、親が喜んでくれた」と心の支えになっている。番組は昨年12月に年に一度の帰省にも密着し、そこでは普段と変わらない家族の存在に力をもらう藤井主将の姿があった。
全国大会2週間前、藤井主将にある変化が見られた。それは、部員に対して厳しく叱咤してきた口調が穏やかで優しいものに変わっていた。そのキッカケはチームメイトからのアドバイスだった。ミーティングで声掛けに対しての口調について指摘されたという藤井主将は「やっぱりかって。そうだよねという感じでした。ごめんっていう気持ちも少しありました」と自身でも気付いていた。
より一層絆が深まったチームは全国大会まで4日となり、埼玉県で直前合宿を行った。そこでチームと藤井主将に試練が待っていた。それは試合でミスを連発し、本番直前の練習試合で3連敗。ミーティングでは藤井主将が「がむしゃらにやってほしい。技術面どうこうじゃない。みんなで一つになってやるしかない」と正直な思いを口にした。
ついに迎えた全国大会。果たして結果は。そして、そこで見せた藤井主将の涙の理由とは。