ダチョウ倶楽部 「聞いてないよォ」誕生にあの芸人の一言「嫌だと思ったころに世間は食いつく」
2022年04月23日 15:44
芸能
![ダチョウ倶楽部 「聞いてないよォ」誕生にあの芸人の一言「嫌だと思ったころに世間は食いつく」](/entertainment/news/2022/04/23/jpeg/20220423s00041000387000p_view.webp)
一歩間違えば大ケガの危険もある罰ゲームに、3人やたけし軍団を含めた芸人たちが体当たりで挑む、お笑い番組。ビートたけしを待たせたまま30分、時には1時間も入念に、危険がないようシミュレーションすることもあったという。
爆薬を使ったある日の収録で、たけしを待たせてシミュレーションをした後、本番に臨んだ。カメラが回り、3人が挑戦することが発表されると、3人は「聞いてないよォ~」と、すっとぼけたリアクション。するとたけしから「お前、シミュレーション長いよ、バカ野郎、お前!ずっと待ってたんだぞ、ロケバスの中で」と、内幕をバラしながらツッコミを受けたという。
その様子を見ていたのが、片岡鶴太郎だった。肥後は「それを片岡鶴太郎さんが見てて、『おもしれえな、あの聞いてないよ』って。『押したら、あれ絶対、流行するよ』って」と明かした。身内のスタッフだけにウケるようなやりとりと思っていた3人だったが、鶴太郎は「いや、絶対いける。押せ、押せ」と譲らなかったという。
鶴太郎の命を受け、3人は「笑っていいとも!」の生放送で「聞いてないよォ~」と繰り出したが、結果はだだスベリ。それでも、鶴太郎の確信は変わらなかったという。肥後は「『今はスベってる。でも大丈夫。お前らがもう嫌だと思ったころに世間は食いつくから。それまで押せ』と(言われた)。『聞いてないよォ』『シーン』『聞いてないよォ』『シーン』を何十回と繰り返していくうちに、ちょこ、ちょこっと笑いになっていった」と、定着のいきさつを明かした。
上島は「で、ダーっとウケたりして。で、今は…またシーンとしてるよね」と、自虐的なオチを付けて笑わせていた。