小倉智昭氏「毒舌吐きたい」昨年10月から肺がん闘病 会見で仕事復帰宣言

2022年04月24日 05:30

芸能

小倉智昭氏「毒舌吐きたい」昨年10月から肺がん闘病 会見で仕事復帰宣言
会見で笑顔を見せる小倉智昭氏(撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 昨年10月から肺がんで闘病していたキャスターの小倉智昭氏(74)が23日、都内でBS松竹東急の歌番組「小倉智昭の昭和懐かしヒット曲!!~あのアイドルに会いたい~」(5月21日午後6・30)の収録前に会見した。「これからも毒舌を吐きたい」と仕事復帰を高らかに宣言した。
 会見場に現れた足取りは軽く、顔色も良く舌もなめらか。「こんなに報道陣が集まってくれるとは。75歳でステージ4のがんの男に、化学療法がどこまで効果あるのかは興味あるよね」と病気の経過について語った。

 16年に膀胱(ぼうこう)がんを公表して18年に全摘手術を受けたが、肺への転移が昨夏ごろ見つかった。同年10月の文化放送「くにまるジャパン 極」に生出演すると活動を休止し、治療に専念していた。約4カ月にわたりGC療法と呼ばれる抗がん剤治療を実施。がんが小さくなっていることを確認したが、それだけで完治は難しく、現在は新たに「キイトルーダ」と呼ばれる薬剤を使用中。その効果を見ながら、今後は米国で承認されている最新医療の治験を目指しているという。

 抗がん剤は副作用に悩む人も多いが「僕の場合はあまり症状が出なかった」とケロリ。「痩せると聞いたから治療前に5キロ体重を増やしていたんですが、結局痩せなかった。だから治療前より太っています」と笑顔も見せた。報道陣の前に出るのは約半年ぶりとなったが「プーチンの傍若無人を見過ごすわけにいかない」と“小倉節”は健在。「がんと付き合いながらですが、仕事はできるまでやりたい」と変わらぬ活躍を誓った。
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