知床観光船事故 捜索、引き上げ作業の費用を専門家が推測「億単位は間違いない」
2022年05月01日 19:21
芸能
ロボット以外にダイバーが潛る「飽和潜水」という捜索方法もあるという。ダイバーが加圧タンクの中に長時間入り、海底の高い水圧に慣れてから潜水、捜索するというもの。しかし、安倍氏によると危険が伴う作業だといい、「技術的には困難な業務になると思います。狭い加圧タンクに長時間入るので、ダイバーのストレスも非常に高いものがありますし、今回は捜索ということなので、ダイバーの精神衛生上のストレスが高い」と懸念を示した。
捜索期間については、「おそらく月単位になるのではないかと思います。半月…調査関係でもそれだけかかるのではないか」と見通しを示した。費用は「さまざまな算出方法があるかと思うんですが、少なくとも今まで行われたオペレーションから推察するに、おそらく億単位のお金がかかることは間違いない」と指摘。費用負担は「運航会社が第一義的に支払わなければならないと考えていますが、保険会社だったり様々な費用負担の割合が今後、話し合いによって決まっていくのではないかと。不透明なところではありますけど、作業には莫大な経費がかかるということで、その割合をどうするか」と話した。