おしどり夫婦の渡辺さんと原日出子　今年1月映画「ポプラン」で夫婦役共演したばかり

　「ファイト一発！」の大正製薬「リポビタンD」CMに足かけ11年間出演し、ドラマや映画などで活躍した俳優の渡辺裕之（わたなべ・ひろゆき）さんが、3日に神奈川県内の自宅で死去した関係者によると、妻で女優の原日出子（62）は憔悴（しょうすい）しきっているという。 　渡辺さんと原は、芸能界屈指のおしどり夫婦としても知られた。2人は90年にドラマで恋人役を演じ急接近。熱愛発覚時に渡辺さんは「彼女とは全ての面でピッタリと合う」と語り、93年にゴールインした。

　原は再婚。当時長女がいたが、すぐに渡辺さんに懐き、その長女の後押しもあり結婚した。その後1男1女にもめぐまれた。夫婦円満の秘訣については「互いに褒め合うこと」などと話し、01年には「パートナー・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれた。

　09年には短編映画「雪の花」で初めて夫婦共演。今年1月の映画「ポプラン」でも夫婦役を熱演したばかりだった。監督の上田慎一郎氏も「長年連れ添った夫婦ならではの演技だった」と役作り無用の2人の演技を称えていた。

　最近は孫も誕生し、原のインスタグラムには一家で食事などを楽しむ様子が投稿されていた。今年2月には家族でバレンタインディナーを楽しむ様子をつづっていた。

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