北島三郎「歩」、舟木一夫「銭形平次」などで知られる作曲家の安藤実親(あんどう・さねちか、本名實親)さんが6日午後1時41分、新型コロナウイルス感染による肺炎のため埼玉県内の病院で死去した。90歳。鹿児島県出身。葬儀は近親者で行う。喪主は長男貴史(たかふみ)さん。
1964年、村田英雄「姿三四郎」で作曲家デビュー。以後、水前寺清子「いっぽんどっこの唄」など多くのヒット曲を手掛けた。社歌、校歌を含め作品は3000曲以上。家族は「厳格な父でしたが、最近は好きなお酒と孫と会うのを楽しみに過ごしていました」と話している。