プーチン大統領の「勝利宣言なし」 専門家が分析「19万の軍隊で2カ月半で2都市では難しい」
2022年05月10日 18:32
芸能
プーチン大統領はスピーチの中で、ウクライナの国名を1度も発しなかった。東野氏は「多くの西側諸国に嫌悪感をもたらしたようですね」とし、「たくさん土地の名前は出てくるんですけど、たとえば『我々の歴史的な土地であるドンバス』とか、『祖国ドンバス』といった形で。特に東部について、まるでロシアの領土のように言及していました」と説明。「このようなことから、ロシアは東部を奪還することをまったくあきらめていないことが伝わってきますね」と、プーチン大統領の意図を推測した。
東野氏は演説全体を通して、「2月24日の開戦時に出した演説の内容と、非常に似ています。それだけ使い古された演説だということも言えるのかもしれません」と印象を語りつつ、「その時から決意が全然揺らいでないんだと思います」とも指摘した。今後の戦況については「どういう状況になったら落としどころなのか、やめるのかというところは伝わってきません。満足するまで戦い続けるということしか言えません」と、長期化を懸念した。