出川哲朗「まだまだ竜さんとケンカしてチュ~したかった」 最高のライバル、最高の友 上島さんを追悼
2022年05月12日 05:00
芸能
全裸で体を張るなど、昭和のギャグの香りのする芸をビートたけし(75)に気に入られると、後に番組の“オチ”を任されるまでになり、リアクション芸人として知名度を高めていった。
現在のバラエティー番組では、司会者が出演者をいじり、リアクションを取る演出が多く見られる。テレビ関係者は「こうした演出スタイルを確立させた功労者は上島さん」と話す。
ダチョウ倶楽部の十八番ネタ「アツアツおでん」や、日テレ「スーパージョッキー」で人気だった「熱湯風呂」は、今もテレビで多用されているほか、さまざまなリアクションを楽しむバリエーションが増えている。
90年代は「どうぞどうぞ」「訴えてやる!」などのギャグで、ダチョウ倶楽部の人気が爆発。特徴は子供でもマネできるシンプルさだった。たけしの「コマネチ」、志村けんさんの「アイーン」のように、万人がマネして場が明るくなるギャグとして浸透。日常会話でも使いやすく、「聞いてないよォ」は93年の新語・流行語大賞で銀賞を受賞した。
志村さんとは96年に出会った。すぐに気に入られ、フジ「志村けんのバカ殿様」のレギュラーに抜てき。直伝のコント術を身に付けると、志村さんの他の番組でも欠かせない存在に。番組に多数起用されることで上島さんの芸はさらに幅広い年代に広がり、リアクション芸が確立されていった。
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