ひろゆき氏「甲子園の全国大会なくしちゃった方がいい」 大胆意見の裏に選手の将来性への持論
2022年05月14日 15:19
芸能
そんな中でひろゆき氏は、「僕、甲子園の全国大会をなくした方がいいと思うんですよね」と、思い切った持論を展開。高校で結果を出すために、指導者が選手の将来性を無視して酷使する可能性を指摘した。「高校で優勝校になると、応募してくる生徒が増えるということで、高校で成績を出すことだけのために雇われているコーチがいるわけじゃないですか?」と推測。「そうすると、選手はそこで選手生命をつぶされてもいいから、体を酷使させられて、結果的にプロ野球に行けなくなって、体が壊れちゃう高校生とかっていっぱい出るんです」と、持論の根拠を説明した。
そんなひろゆき氏に対し、作家の乙武洋匡氏は、サッカーJリーグのユース組織構造を例に挙げて解説した。「全国の舞台、いわゆる青春!みたいなものに興味ないけど、ちゃんとプロになりたい子はユースに入り、一般校に通いながら、放課後サッカーをやりながらプロに上がっていくということをやっている」。その上で、「野球をやっている子も、全員がプロに入りたいわけではなくて、青春時代で燃え尽きたい子もやっぱりいるので、それ(甲子園)はそれで残してあげて…」と続けた。
しかし、これにひろゆき氏は「燃え尽きたい人がいるんじゃないんですよ。道がそれしかないんですよ」と反論し、ユース組織を野球に導入した場合を仮定。「プロのユースの野球チームが甲子園に出ていいとなったら、その後のプロ野球でその子を伸ばしたいと思うから、無茶な肘の使い方をピッチャーにさせないんですよ。でも、高校野球はその高校で終わりだから、もう使いつぶそうとなっちゃうので、先の将来があるという(指導方針の)チームしか教えちゃいけない、みたいな構造に変えなければ難しいんじゃないかな」と指摘した。