広瀬すず せりふを覚える能力「余計に高まった」契機になった作品
2022年05月16日 11:50
芸能
デビュー当時は「芸能の仕事を好きになれなかった」という広瀬。その心境に変化を起こしたのが「幽かな彼女」への出演だったといい、「初めて参加させてもらった時に、同世代の役者さんがいっぱいいて、撮影が楽しいと思えたぐらい、みんなのことがすごく好きになって、また東京に1つ学校ができたみたいな感覚になって、それで、東京に行くことも楽しくなってきた」と回顧。「そこから(芝居が)上手な人がいっぱいいて、凄いなとか、思っていた」と振り返った。
さらに「“負けたくない”という感情が出てきたのが『学校の怪談』ぐらいだと思う」と連ドラ初主演した作品の名前を挙げ、「(負けず嫌いは))10代の頃は凄かったと思います、自分の中でも」と笑った。
現在でも、セリフを覚えるのはすべて前日という広瀬。「どんなに長くても前日ですね、寝る前とか」とあっけらかん。「『学校の怪談』をやった時に、毎週十何ページ、短くて10ページとかのセリフの量があって、5日に1回くらい10ページ以上、1人でずっとしゃべっているシーンを撮ってたんです。それで鍛えられて」と語った。
さらに「絶対に完璧にしていきたいタイプなので、朝ドラやってから、余計に覚える能力が高まった」と、ヒロインを演じたNHK連続テレビ小説「なつぞら」(19年前期)も契機になったことを明かし、広瀬は「割と台本を見たら、開いたページが写真みたいな感じで頭に残るんです。すごいしゃべればしゃべるほど、途中で頭の中で写真を思い出して、忘れても続けられる時がたまにあるんです」とした。