橋下徹氏 4630万円誤送金問題 「弁護士の立場だと執行猶予を取りに行く案件」

2022年05月16日 10:16

芸能

橋下徹氏 4630万円誤送金問題 「弁護士の立場だと執行猶予を取りに行く案件」
橋下徹氏 Photo By スポニチ
 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が16日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。
山口県阿武町が住民税非課税の463世帯を対象とした新型コロナウイルス対策の臨時特別給付金4630万円を24歳男性に誤送金し、回収できなくなった問題について見解を示した。

 元東京地検特捜部副部長で衆院議員の経験もある若狭勝弁護士が番組内で「詐欺罪」「窃盗罪」「電子計算機使用詐欺罪」「単純横領罪」に問われる可能性があると指摘。それについて「これはいろんな意見に分かれます。罪に問われる可能性も、窃盗罪と単純横領罪は成立しないんじゃないかというのが、僕の考え。遺失物横領という落とし物の横領になるだけで」と話した。

 「僕は詐欺罪にはなると思っています」としたうえで「若狭さんは検察官の立場で“実刑”と言いますが、僕ら弁護士の立場だと、これは執行猶予を取りに行く案件になるんじゃないか」と見通した。「4600万円を移してしまって半分返せば、仮に執行猶予となれば、半分手元に置けるわけですよね。ということはネットの情報で山ほど出てくるんですよ」。男性が返還を拒否し、姿をくらましていることも踏まえ「もしかすると彼はいろんな情報の中でこういう道を考えたのかもわからない」と話した。

 語気を強め「返さなければいけない。絶対に返さないといけない」と呼びかけたが、世の中の矛盾点についても言及。「ただ民事でお金を返さない人は世の中にたくさんいて、全員が全員、罪になるわけではない」と冷静に話した。
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