菊間千乃氏 4630万円誤送金問題 男性の“使った”主張に「2週間でできるのかなって」

2022年05月17日 11:35

芸能

菊間千乃氏 4630万円誤送金問題 男性の“使った”主張に「2週間でできるのかなって」
菊間千乃弁護士 Photo By スポニチ
 元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏(50)が17日、同局の「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。山口県阿武町が住民税非課税の463世帯を対象とした新型コロナウイルス対策の臨時特別給付金4630万円を24歳男性に誤送金し、回収できなくなった問題についてコメントした。
 一連の騒動について、菊間氏は「今振り返ってみると、一番最初に“銀行行きましょう”って言って“ちょっと”と言った段階で、おかしいと思ったら、そこで差し押さえをしておけば、もしかしたらまだそこには銀行にお金があったかもしれないと思う。ただやっぱり、町としてこちら側が誤振り込みをしてしまって、町民の方も口座を差し押さえるっていうのもなかなかやりにくいことかなと思うので、説得して何とか戻してもらおうと思ってここまでやってらっしゃったと思うけど、ただ、結果的にこういうことになってしまった」と推察した。

 そのうえで、代理人が“財産的価値のあるものは所持していない”と主張していることに触れ、「財産的価値のあるものがないってことになると、具体的な体験とかでお金を使った以外、考えられない。それを2週間でできるのかなっていうのが皆さん疑問だと思いますし、私も疑問。どういう状態なのかしらと思っています」と菊間氏。「食べた、飲んだ、賭けた…。それで使えるもんなんだろうか。町からは連絡が来ているので、そんなに遠くに出歩いたりとかできたのかっていうのも、疑問ですし、これから裁判始まっていろいろと明らかになってくるとは思うが、今の段階ではこれを聞いて、町もまったく納得はいかないでしょうし、町民の方たちも憤りはすごくあると思います」とした。

 男性の代理人は16日に山口市で記者会見。男性が振込金を使ってしまい、返還が困難な状況だと明らかにし、「訴訟で何らかの解決が図れるように検討したい」と語った。男性は代理人に対し、入金された自身の口座から、スマートフォンを使って送金したと説明したという。使途や動機も話しているとしたが「事実確認が取れていない」と明らかにしなかった。
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