溝端淳平 “師匠”吉田鋼太郎の自宅に夜の押しかけ稽古「いてもたってもいられなくて」
2022年05月20日 13:37
芸能
15年には蜷川氏演出の舞台「ヴェローナの二紳士」に出演。全キャストが男性という「オールメール・シリーズ」という企画で、溝端は初めて女性役を演じた。「女性役をやる時にどうしてもトンネルの出口が見つからなくて、鋼太郎さんの家に行って、台本を持って稽古を付けていただいた」。夜10時ごろに吉田の自宅に押しかけてしまったという。「平成ノブシコブシ」吉村崇が「それは弟子がやっちゃいけない」とツッコミを入れると、溝端は「どうしてもいてもたってもいられなくなって」と打ち明けた。
共演の際には、頼み込んで吉田と同じ楽屋にしてもらったこともあるという。「鋼太郎さんが(一緒に)いる時間を長くしていただいて、本番始まる前とかにレッスンじゃないけど、“昨日ここがダメだった”と鋼太郎さんに聞いたりとか。学びたいというか、盗みたいという思いで、許諾していただいて」と明かした。
溝端にとって、吉田の忌憚のないダメ出しがありがたいという。「みんなの前でいかに淳平がダメかというのを言って下さるというか。今の時代には合っていないんでしょうけど、それが鋼太郎さんなりの愛情」。溝端の演技が褒められ始めると、気を引き締めてくれるのが吉田だといい、「周りが“淳平君、最近いいよね”という話が出たもんなら、鋼太郎さんがその場で否定してくれるという。まだまだあぐらかくなよ、という関係性」と、愛のムチに感謝していた。